頭が痛い時
頭痛は多くの病気の症状の一つで、痛みの種類や部位もいろいろです。風邪が原因と思われるものは、安静にして身体は温め、頭は冷やすのがいいでしょう。ストレスなどによる緊張型頭痛は、うなじ(首筋の後ろ)や肩を温めると効果があります。頭痛薬は頼りすぎると習慣性になりやすいので注意。突然の頭痛、吐き気や痙攣を伴う頭痛、頭を打ったことによる頭痛など、いつもと性質の違う頭痛の時は、早めに総合病院などで診察を受けてください。
捻挫をした時
患部を冷水につけるか、絞ったタオル、氷嚢などで冷やしながら、少し高くします。決してしてはいけないのは、痛さを確かめるように無理に動かしたり、もんだりすること。温めるのも厳禁です。冷湿布をしながら患部を固定し、安静を保ちます。こうして3〜4日して、腫れが引いたらもう大丈夫。今度は入浴で温めてください。腫れが引くまでは温めてはいけません。痛みが強い時は応急手当をして、できるだけ早く接骨院へ。
刃物で切った時
まず、傷口を清潔な水で洗い流します。アウトドアで近くに水がない時は、飲料用のお茶でもかまいません。次に出血している部分を清潔な布で押さえ、しっかりと押さえます。傷口を心臓より高い位置に保つと、血は早く止まります。さらに傷口より心臓に近い部分の動脈を指で押さえるか、布できつめにしばって止血する方法もあります。出血が止まったら、傷口を消毒し、カーゼを当てて包帯をします。傷が深いときは専門医の診察を受けましょう。
目にゴミが入った時
しばらく目を閉じるか、まばたきをくり返して涙で洗い流すのが、まず基本。決して手でこすってはいけません。涙で取れない時は、洗面器にいっぱい水を張って、水中でまばたきをしてみてください。それでも取れないゴミは、まぶたの奥に入り込んでいると思われるので、綿棒の先をぬらしたものでくっつけて取ります。ゴミを取ったあともゴロゴロする時は、角膜をキズつけているおそれがあるので、清潔な布で目をおおって、眼科医へ。
やけどした時
とにかく一瞬でも早く冷やすことです。流水で10分〜30分。熱さと痛みが消えるまで、冷やし続けます。衣服の上からお湯をかぶった時などは、脱がさずその上からどんどん水をかけてください。やけどがひどい時は、流水で皮膚がむけないよう、柔らかい布を当てながら水をかけます。水疱ができた時はつぶさず、冷水でしぼった布を当てながら、皮膚科の診察を受けてください。どんなやけどの場合も、この初期の手当てがとても大切です。
下痢をした時
食中毒のほか、過度の緊張や風邪によっても下痢は起こります。半日くらい絶食して、おなかをカイロなどで温め、安静に寝ているのがいいでしょう。ただし下痢によって、水分と塩分、ミネラルなどが失われているので、スポーツドリンク、具のない味噌汁なので、補給したほうが、回復が早まります。ただし酸味の強いオレンジ系、糖分の多いジュース類は、便を軟らかくするのでさけましょう。牛乳は少し温めてから飲むといいでしょう。
日射病で倒れた時
暑さで倒れた時は、急いで風通しのよい涼しい場所に寝かせて、服を脱がせて全身を冷たいタオルで冷やします。体温がかなり上昇していので、38℃程度まで下げるよう、冷水や涼風を送ってください。脱水症状を伴っていることも多いので、水やスポーツドリンクを十分に飲ませましょう。ただし、意識がはっきりしない時は、水が気管に入ることがあるので飲み物は禁物。一刻も早く救急車を手配して、専門の治療を受けてください。
乗物に酔った時
生あくび、冷や汗、顔面蒼白などの前兆が出てきたら、早く一旦乗物からおりましょう。身体を締め付けているものをゆるめ、頭を動かさないようにして、しばらく横になっていると治るのが普通です。吐き気がある時は、ビニール袋と紙袋を二重にして、この中に吐かせます。乗物酔いをしやすい人は、これ位の用意はしておいてください。また、出発の1時間位前に薬をのんでおくと、大丈夫という心理的効果も手伝って、未然に防げます。
吐き気がする時
嘔吐は、体に有害なものを感知して吐き出す作用です。がまんせず、吐きたいだけ吐くのが原則。おさまったら食塩水でうがいをして、静かに横向きに寝ます。水分が多量に失われるので、脱水症状をさけるため、スポーツドリンクや少し塩分を加えた水を、少しずつ何度も飲みましょう。吐き気は単に胃の異常の時だけでなく、脳を含む重大な傷害の前兆の場合もあるので、頻発したりいつまでも治らないようなら、全身検査をお勧めします。
鼻血が出た時
鼻血が出た時、無理に首を後ろにそらせたり、首の後ろをトントンたたくのは決してしてはいけません。出血量がふえたり、鼻の奥の血がノドに流れ込んで、吐き気をもよおしたりと、悪いことばかりです。むしろやや前かがみになって、小鼻を両方から2本の指で強く押さえるのが止血法です。少しおさまったら鼻の穴に綿かガーゼをさしこみ、上から冷たいタオルを当てて冷やします。これで20分経っても止まらないようなら耳鼻科へ行きましょう。
熱が出た時
発熱のほとんどは風邪が原因で、重くても4〜5日で下がります。熱が高い時は、氷嚢や水まくらで頭を冷やすと不快感がやわらぎます。ただし、長時間の使用はさけてください。体は温かくして安静を保ち、寒い季節なら電気アンカなどで温めます。汗をかいたらすぐに寝間着やシーツを交換してください。十分な水分を摂ることも大切です。熱意外の症状にも注意して、5日以上熱が下がらないようなら、内科医に診てもらってください。
二日酔いになった時
頭はガンガン、胃は重たい二日酔いは、肝臓の処理能力を超えるアルコールが、アセトアルデヒドとなって体内に溜まっている状態です。これを肝臓から早く体外に出すために、水分をたくさん摂って、尿をたくさん出しましょう。朝風呂に軽く入って汗を出すのも有効です。お茶や紅茶に含まれているカフェインとビタミンCはアセトアルデヒドの分解を助けるうえ利尿作用もあるので一挙両得。俗にいう迎え酒は、かえって症状を悪くするもとです。 |